子供の姿勢の悪さが引き起こす様々問題

子供の姿勢の異常が引き起こす問題

今、子供たちの姿勢の悪さが、たびたびマスコミ等でも取り上げられています。

当院に治療に来られる子供さんにも、姿勢の悪い、いわゆる猫背の方が非常に多いです。

なぜ猫背になるのか?

姿勢の悪さがもたらす様々な問題を、掘り下げていきたいと思います。

20年以上、たくさんの子供たちと係わってきた、院長の宇野敏一が、

現代に生きる子供たちの問題点について、分かりやすく解説します。

今、学校で起きている子供たちの異常

 私は、以前より教職員研修の講師として、小中高校の先生方と接する機会が多い。現場の先生方とお話していると、児童・生徒の姿勢の悪さに起因する、問題の対応法について、よく質問されます。

​ 「姿勢の悪さが、子供たちにどのような影響を与えるか」についての研修依頼が増える背景には、子供たちの異常現象の増加という事実があります。

 先日も京都市内の小学校で、教職員研修に呼ばれました。研修前に、校長先生からお話をお聞きしました。すると、出てくる、出てくる、学校現場で先生方が直面する子供たちの異常現象のオンパレード。

こんなにもある、子供たちの異常

 

正座ができない、膝が痛い、腰が痛い、肩こり、首こり、不眠、食欲不振・・・。

​アレレ・・?こうして列挙していくと、まるで老人の症状である。

その他にも、頭痛、夜尿(おねしょ)、鼻血、歯並びが悪い、猫背、チック症、

様々なアレルギー症状や花粉症・・・。

 

10分もすると落ち着きをなくし、じっとしていられない。

しゃがむ格好ができない。しゃがむと後ろにひっくり返ってしまう。

転倒時、手を付けずに顔から落ちて、顔面を怪我する子供が多い。

 

こんなデータもあります。栄養状態は良くなっているのに、

骨折は15年前の1.5倍に増えている。

 

生活面においてもしかり。

すぐにお腹を下す、集中力がない、すぐにカッとなる、イライラする、奇声をあげる、

歩き方がおかしい、走るときに腕が振れない、身長が伸びない・・・等々。

疲れやすい、しっかり睡眠がとれない、朝の目覚めが悪い、午前中ダルイ・・・。

小学生からこういう状態が進行しているのは、本当に危険な状態です。

 

これらの問題には、子供たちの姿勢の悪さが大きくかかわっています。

 

 私は、現在、京都駅前と滋賀県長浜市で、関西予防医術研究所を開設し、子供たちのスポーツ障害、オスグットや半月板損傷などに代表される膝の痛み、足首や踵の痛み、捻挫、肉離れ、頭痛、腰痛、股関節の痛みなどの施術と、再発防止法の普及に力を入れている。

このような問題解決に不可欠なのは、まずは正しい姿勢のつくり方である。

 というのは、初見時に、全身の状態を検査することから始めるが、ほとんどの子供たちに、顕著な体幹の歪みが見られるのである。

骨盤、仙骨、仙腸関節、背骨、頚椎、頭蓋骨。これらの関節の歪みや捻れ。

 付き添って来られた保護者さんに、子供さんの状態を見せながら、ひとつひとつ説明していきます。皆さん一様に、「こんなにひどい状態だとは!!」と驚かれます。

普段、何気なく見ていた我が子の異常な身体に、心底びっくりされるのである。

 大切なのは、体幹をきちんと整えることです。といっても、決してボキボキ、ゴリゴリするわけでありません。優しく、ゆっくりと、一定の法則に従い全身を触っていくと、あれほど歪んでいた体幹がスッキリと整ってきます。


基本を教えれば誰にでも正しい姿勢を作ることができます。

 

 施術の目的は、全身の状態を整え、痛みを解消し、その後の再発防止とケガの予防。

 正しい姿勢で成長してもらう大切さをお話しし、家庭でできる自己療法の体操を教え、実践してもらっています。こうすれば、今後、同じ症状で二度と苦しむことにはならないからです。

 

自然なおしっこアラームで、おねしょ・夜尿を解消

 おねしょが5、6歳以降も、月に数回以上ある場合は、「夜尿症」と診断され、日本には、5~15歳の子供の約6・4%、約80万人の患者がいると言われています。


 小学校高学年以降の、宿泊を伴う学校行事が問題であり、行事が近づくと、本人も親も「このままでは大変だ。」と、あわてて医療機関を受診することが多いのです。

しかし、本当は、できるだけ早く対応したほうがいいのである。

 少なくとも、小学一年になった時点で、おねしょがあれば、何らかの対応することをおすすめします。

 現在、おねしょ・夜尿の治療法として、病院では、不規則な生活習慣(夜ふかし)の是正指導や、夕方から就寝時までの水分摂取の制限・・などを行っています。これで2~3割はよくなるという結果があります。

 生活習慣の是正で治らない場合は、投薬治療やおねしょアラーム(濡れれば鳴るブザー)を用いた治療を行う場合が多い。

 当院では、おねしょをしてしまってから反応する機器ではなく、体が本来持っている、健康なアラームシステムが働く状態を作っていけばよいと考えています。

 健康な体の状態を作れば、健康な反応、即ち、正常な体の営みがもたらされるということになります。

​ おねしょをなくそうという対症療法の考えではなく、もっと根本的な問題、異常な体の状態を正常に戻せば、体の反応も異常から正常へ変わっていく。ということは、おしっこをしたくなれば、自然に体のおしっこアラームが働き、尿意とともに目覚めるということになるのです。

 

自然形体療法では、子供たちのおねしょや、その他の様々な問題も、体幹をととのえ、自律神経の働きをよくすることで、人間が本来持っている、良い状態へと戻していきます。

自然形体療法の施術を受けることで、

体幹が整い、体の緊張が解消されます。

 

その結果、

   ・冷えがなくなる。

   ・不妊だった人が妊娠する。

   ・むくみが解消する。

   ・胃腸の調子が良くなる。

   ・眠りが深くなる。

   ・姿勢が良くなる。

​   ・イライラしなくなる。

 

 こうした副次効果があり、おねしょ・夜尿の改善も期待できるのです。
2~3ヶ月後には、スッキリと気持ちよく目覚める朝が必ず来ます。すくすくと健康に育つ我が子の姿を、安心して見守っていられる日が訪れます。


何も悩むことはありません。どうぞ、お早めにお問い合わせください。

 

おねしょ・夜尿症という問題も突然発生するものではありません
おねしょ・夜尿症というという問題を引き起こす状況、原因があります


この状況、原因を解消して初めて、心身は、健全に発達していくのです。

 

京都市○京区での、小・中・高養護教員研修

 養護の先生方は、問題を毎日目にし、その都度、対応をしなければならないわけですから、目を背けて通り過ぎることはできません。

 先日の研修会では、養護教員だけではなく、学校長、PTA役員、校医さんにも呼びかけての研修会になりました。

 教職員研修をするたびに申し上げることがあります。

 それは先生の努力だけで、この問題は解決できないという事実です。学校でできることは私が「猫背養成座り」と呼ばせていただいています、いわゆる「体育座り」の即時中止です。

どうして、「体育座り」が問題なのでしょうか?

 体育座りだと、仙骨が後継してしまいます。要するに、後ろに倒れてしまいます。これが大問題なのです。体育座りをしている時は、たいてい背中が丸まっていますよね。

 つまり、私が言いたいことは、

 A)体育座りをやめることは、問題意識を持った学校ならすぐにできます。

 B)首をぐるっと回すことの弊害についても、知識があれば改善できます。

 AもBも、教職員研修では実際にやって見せて問題点を明確にし、その解消法までをきちんとお教えしています。さらに、正しい座り方、立ち方実習、と続きます。

 

A)正しい座り方ー正し座位姿勢の作り方(椅子姿勢・正座姿勢)
  ■正座できない・正座すると膝が痛い
    この場合は痛みの原因の解消法、無理なく正座できるまでのプログラム

 

B)正しい立位姿勢のつくり方
■一時間立っていても疲れない立ち方の実習
   ■姿勢良く歩く方法

 

​ ​他にも、まだまだあります。しかし、与えられた時間内にお伝えできるのは、ほんの一部に過ぎません。本当に残念です。

 

ご両親と本人がやること=家庭生活の修正点

 これまでに述べた方法論だけでは、まだ問題は解決できません。ご家庭の中で、本人とご両親の問題意識の共有と自覚が、絶対に必要なのです。

 実際に、当院では、問題を抱えた子どもさんとご両親を対象に、オスグットなど膝の痛み・不快症状の解消だけでなく、心身の健全な成長のための注意点と、問題解決のための方法をお教えしています。

 

症状のみを解消しても、根本的な問題解決はしていない


 こうしたトータルなフォローなくして、問題解決とは言えません。

 丁寧にひとつひとつ説明していくと、近年の日本人の生活習慣の問題点が、浮かび上がってきます。

 例えば、オスグットというひとつの病気を通して、今までの生活習慣、姿勢など、身近な問題を見直してみる、きっかけづくりのお手伝いをさせていただきます。必要なご助言は、喜んでさせていただいております。

​ 今、子供たちを取り巻く環境は、非常に厳しいものになっております。その中で、自分の体を自分でケアする。心も体も健康に育っていってほしいと願っております。